不動産管理大手のJLL社が出した統計では、既にこの首都圏メトロマニラに存在しているコンドミニアムユニットは20万件を超えており、向こう5年間でさらに14万件の完成引き渡しが予定されています。
そのうち約70%もの物件が、18~30平米程度の小規模物件と言われています。
2009年、弊社がフィリピン不動産を販売開始した当時は、まだまだコンドミニアムが少なく、賃貸市場も首都圏エリアに関しては90%以上の入居率がありました。
私自身も首都圏に数件のコンドミニアムを保有していますが、それら全てが表面利回り13%程度で回っています。
当時、同じように物件を購入されている方は、恐らく同じような賃料収入を得ている方が多いのではないかと思います。
それは、なぜか?
その答えは...
フィリピンでは今まで、都心のコンドミニアムは一部の富裕層が投資目的で購入するものでした。
ご存知のようにフィリピンではメイドさんを雇用する文化があり、ある程度の富裕層の家庭には数名メイドさんがいるのが普通です。
そして、そういったメイドさんがオーナーさんの物件を管理していたため、物件管理業者というものがほとんど存在していなかったのです。
そのため、フィリピンでは管理状態の悪い物件が非常に多く、物件の内見に行くとカビ臭いにおいがしたり、水回りが詰まって生臭いにおいがしたり、ひどい場合にはキッチンにキノコが生えていたりする物件があるのです。
この湿度の高いフィリピンでは、せっかく購入した物件も放っておくと、価値のない物件になってしまうのです。
したがって、定期的なメンテナンスが必ず必要です。
しかし、このフィリピンでは個々の物件を管理してくれる管理業者がほとんどいないのが現状です。
その現状を打破するためには...
それではどのような物件を購入すれば良いのか?
その答えは簡単です。
今既に市場に存在する現物不動産です。
それも、しっかりとメンテナンスがされていて、管理状態の良い物件、という事になります。
日本では当たり前ですよね。
しかし、フィリピンでは当たり前ではないのです。
なぜなら、今販売されている不動産はほとんど全てがプリセールであり、不動産管理業者がほぼ存在しないからです。
かく言う弊社もプリセール不動産の販売からスタートしましたので、これまではこのような事をはっきりと言えなかったことも事実です。
しかし、現在は数百件の物件が既に完成し、それらを管理している実績と経験があるからこそ言えるのです。
だからこそ、今声を大にして言いたいのです。
「管理の行き届いた現物不動産を購入しなさい!」と。