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フィリピンレポート2012年4月

経済指標

為替




3月のペソ高より若干ペソ安にシフト。今後の動きに注目したい。






インフレ率

4月のインフレ率は、3.0%で前月の2.6%から0.4ポイント上昇した。しかし、前年同月の4.7% からは大きく鈍化した。1-4月の4か月間の平均総合インフレ率は3.0%で2012年の政府インフ レ目標である3.0-5.0%の範囲内となった。




経済情報 〜賃料の上昇〜




首都圏のコンドミニアム賃貸料、上昇傾向続く---1年間でボニファシオ6%,ロックウェル5%上昇か?

世界中のマーケットにおいて総合的な不動産の コンサルティング業務を行っているコリアーズ・インター ナショナルが、フィリピン不動産市場概観2012年第1四半期及び1年後の見通しをウェブサイトに掲載し た。住宅部門の動向は以下の通りである。マカティ中央ビジネス区(CBD)では、2012年第1四半期の不動産の賃貸選択肢は海外駐在員市場に おいて依然好ましいものであったが、高級ビレッジ内の住宅の選択肢が狭く、その代わりとして高級コン ドミニアムの需要が増えた。とはいえ、広いユニットの不足で高級コンドミニアムの空室率は前年第2四 半期から6%台に定着している。

在庫数と供給予想数

12年第1四半期のマカティCBDの高級アパート(3ベッドルーム)の1平米当たり月間賃貸料は前期比4.8% 増の455~860ペソ(平均658ペソ)。ロックウェルは1.3%増の665~890ペソ(平均778ペソ)、ボニファシオ・ グローバルシティー(GC)は4.3%増の555~812ペソ(平均684ペソ)。1年後の13年第1四半期には全体的 に賃貸料が5%~8%上昇する見通し。




高級アパート(3ベッドルーム)一戸当たりの平均月間賃貸料は、
ロハス・トライアングル/アパートメント・ リッジ14万500ペソ(面積280平米)
サルセド・ビレッジ9万3,000ペソ(190平米)、レガスピ・ビレッジ19 万ペソ(210平米)、
ロックウェル20万ペソ(260平米)、ボニファシオGC15万ペソ(200平米)。





2010年~2013年の住宅新規供給予想と2013年末在庫総数予想(単位:戸)

マカティCBDの高級アパート(3ベッドルーム)流通市場価格(資産価値)は、
1平米当たり7万8,000ペソ ~15万0,121ペソ(平均約11万4,000ペソ)であった。
コリアーズは、資産価値が今後1年間で8.3%上昇 すると予想している。
(コリアーズ・インターナショナル資料より)



首都圏高級3ベッドルーム平米当たり月間賃貸料(単位:ペソ/ m²)



首都圏高級3ベッドルーム住宅資産価値(単位:ペソ/ m²)



首都圏高級3ベッドルーム住宅資産価値(単位:ペソ/ m²)





高級オフィス賃貸料、1年間で6%上昇見込み---現在のマカティ高級物件は平均874ペソ/㎡



世界中のマーケットにおいて総合的な不動産の コンサルティング業務を行っているコリアーズ・インター ナショナル(コリアーズ)が、フィリピン不動産市場概観2012年第1四半期(1~3月)動向及び今後の見 通しをウェブサイトに掲載した。それによると、オフショアリング&アウトソーシング(O&O)産業の根強い需要により、現在マニラ首都 圏全域にわたってオフィススペースの選択肢が限られている。従って、不動産開発業者は2年間に120 万平米超の新規オフィススペースを開発し続けている。また、常にマニラ首都圏外の地域(セブ、ダバオ、 イロイロ等)への関心が浮上している。これらの地域は大手開発業者間で重要な開発地となっている。マカティ中央ビジネス区(CBD)におけるオフィス供給量は依然限定されたまま。3カ月以上にも及ぶ完 成の遅れで、スエリグ・ビル(Zuellig Building、5万7,000平米)の利用は2カ月後にずれ込む見通し。ア ルファランド・マカティ・タワー(3万8,400平米)及びグロリエッタ1&2 BPOビル(2万7,800平米)は2013 年に利用可能となる唯一の新規オフィススペースである。




首都圏主要地区土地価格推移(単位:万ペソ/ m²)

2012年第1四半期のオフィス月間賃貸料は、マカティCBDのプレミアム(最高級)物件で前期比2.8%増 の平均874ペソ/m²、Aクラス物件は0.2%増の平均698ペソ/m²、Bクラス物件は0.4%増の平均483ペソ/ m²。Bクラス物件は1年後の13年第1四半期には平均513ペソ/m²と前年同期に比べ2.1%上昇、プレミア ム物件は1年間で5.9%上昇すると予想される。




マカティCBDオフィス平米当たり月間賃貸料(単位:ペソ/ m²)

マカティCBDにおける12年第1四半期のオフィス空室率(全クラス)は4.42%と前期(4.08%)を上回った。 Bクラスのオフィス空室率が前期から1.02%ポイント上昇したのが主因。一方プレミアム及びAクラスの オフィス需要は依然として高い。コリアーズは1年後の13年第1四半期には全クラスの空室率を4.00%と 予想している。




マカティCBDオフィス空室率

12年第1四半期の首都圏主要地区土地価格は、マカティCBDで1平米当たり27万1,501ペソ~29万 6,759ペソ(平均28万4,000ペソ)、1年後の13年第1四半期には6.6%上昇する見通し。一方、ボニファシ オ・グローバルシティーで同15万4,500ペソ~22万5,145ペソ(平均19万ペソ)、1年後には17.0%上昇す る見通し。オルティガスセンターで同9万7,952ペソ~16万3,614ペソ(平均13万1,000ペソ)、1年後には 4.0%上昇する見通し。




オフィス新規供給予想(単位:m²)

月刊ニュース・ダイジェスト



外国人訪問者が13.5%増---韓国人最多

観光省によると、2月単月に比を訪問した外国人 は前年同月比13.5%増の36万1,925人。2ヶ月連 続で二桁の伸びだった。国別では最多は韓国人 で、同21.9%増の8万9,758人。 街中で外国人と人目でわかる人とすれ違う事が 多くなったように思われる、今後も増加していく事 が予想される。(現地新聞) 韓国人が多いのは韓国の国家教育政策で英語 教育を重要視している事が背景に有るとみられ、 北米と比べて低価格で語学学校へ通えるフィリピ ンが人気になる要因だ。 グローバル人材の輩出のためにも日本でも同様 な教育政策を期待したい。



BPO事業に50億ペソ投資

大手不動産企業メガワールドの業績が好調に推移している。 既報の通り、メガワールドの2011年度(1月~12月)の収入は前年比39%増の286億ペソ、純利益は同60%増の80億ペソと大幅増収増益決算となった。景気鈍化、年前半のインフレ率や金 利上昇などの環境下にありながら、コンドミニアム販売、BPOビルや商業スぺースの賃貸ともに 好調であった。2012年の業績も上昇基調が継続する見込みである。5月3日の発表によると、2012年第1四半 期(1月~3月)の予約販売額は前年同期比52%増の164億ペソに達したとのこと。2012年通年 の予約販売額も前年比49%増の550億ペソに達する見込み



株式市場:2日連続で史上最高値更新---終値14.13ポイント高の5,218.97ポイント

2012年4月26日の株式市場は続伸し、PSE株価指数は14.13ポイント高の5,218.97ポイントで 引けた。率にすると0.27%の続伸であった。2日連続で終値および場中の瞬間値共に史上最高を更新した。全体の売買代金は前日比 13%減の76億1,600万ペソ(約144億7,000万円)、総取引回数は1%増の33,472回。値上がり 79銘柄、値下がり102銘柄、変わらず32銘柄。外人は4億3,330万ペソの買い越しであった。


2012年4月26日の株式市場概要 注:パーセント表示は前日の営業日からの伸び率



フィリピン株式リターン、今年もアジア最高ペース--21.8%で、アジア全体平均10.3%の倍以上に

フィリピン株式市場の非常に強い動きが続いている。フィリピン経済の堅調さ、経常収支が黒字であること、今後の有望性に対する注目度が高まっていることなどが反映されている。フィリピンの代表的な株価指数であるフィリピン証券取引所株価指数(PSEi)は、2011年に 4.1%上昇した。2009年の63.0%、2010年の37.6%に続いての3年連続の続伸となった。 2011年年 間上昇率4.1%はその前の2年間に比べ急鈍化したかたちとなったが、世界的な株価調整のな かでは、相対的には非常に強かった。世界の流動性のある株式市場の中では、米国NYダウ 工業株30種平均の5.5%上昇に続く第2位のパフォーマンスであった。アジアのなかでは、インド ネシアの同3.2%上昇を上回り上昇率トップであった。2012年に入って、PSEiは上昇ピッチを高めている。4月18日には場中の瞬間値ベースでの 史上最高値5,219.29ポイントと終値ベースでの史上最高値5,186.20ポイントとを記録した。この 時点でのPSEiの年初からの上昇率は18.6%に達している。なお、投資分析企業であるラッセル・インベストメント社は、「ラッセル・アジア太平洋株価イ ンデックスの2012年年初から4月16日までのリターン(配当などを加味した総合的株価パフォ ーマンス、単純な上昇率とは異なる)は、10.3%上昇となった」と発表した。この期間の各国インデックスについては、フィリピンの21.8%上昇が最高のリターンであった。 2位はタイの19.5%、3位がシンガポールの18.7%、4位がインドの17.5%、5位が台湾の13.2%。 以 下、中国と香港の 13.0%、ニュージーランドの12.9%、韓国の12.4%、豪州の9.3%、マレーシアの 8.7%、日本の6.7%、インドネシアの5.9%となっている。注目されるのは、昨年の主要国株価上昇率ランキングで世界第2位、アジア首位であったフ ィリピンが、今年のパフォーマンスも現時点ではアジア最高ということである。昨年、フィリピン と首位を争ったインドネシアのパフォーマンスは今年4月央時点では、プラスながら、アジア主 要国のなかで最下位に沈んでいる。この点で、フィリピンの株式市場の強さが際立っていると いえる(ラッセル・インベストメント社のウエブサイトなどより)。

フィリピン証券取引所指数、ペソ対米ドルレートの動き(年末、もしくは月末値、2012年は4月18日)

Contents

2012

2014

2013

2011

  • プリセールの時代は終わる。フィリピンの不動産は、現物市場へ突入!海外不動産案内船「土佐丸」
  • 不動産運用の新しいカタチ ホテル・コンドミニアムサービス Versailles Stay
  • メトロマニラに特化した、完全日本人向け賃貸情報サイト CONDO NAVI
  • オリジナル内装ブランド OASIS
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