今年に入ってジワジワとペソ高にシフトしています。 世界的なドル安の影響もありますが フィリピン経済が好況であることが要因であると考えられます。
フィリピンの証券取引ですが 年始は下り坂傾向にありました。 しかし、3月には底を向かえ4月には回復し始め、順調な伸びをみせました。
近年、フィリピンのインフレ率は徐々に上がってます。
今年は4.5%〜5.5%と予測されており、
昨年の3.5%〜4.6%から穏やかに
引き上げも実行されています。
国民の困惑を招くような急激な物価高騰はありません。
しかし、市場で販売されている食材の値上がりが
最近目立ち始め、ニュースでも
各食材が何ペソ上がったか国民に知らせています。
フィリピンの失業率はBPO産業、特にコールセンター企業といった 外国企業の参入および国内企業の増加に伴い雇用需要が増しているために 減少傾向にあります。 今年は高速道路、地方空港、公共交通機関の民営化といったインフラ整備事業が 活発におこなわれる予定があるため雇用率の上昇は 必然的に起こると予想されています。
国家統計局が発表した2011年5月の首都圏建築資材卸売物価指数は210.8 で前年同月比7.8%、前月比0.1%上昇しました。 約10年前と比べると倍以上の値段になっていることがわかります。
経済成長、インフレ率上昇、建築資材需要増加により建築資材の物価指数が上昇 しています。建築材価格の上昇によって建設費用が上がり物件価格も上がる一つの要因といえます。 販売させていただいてますワンセントラル、ツーセントラル、ビーコンの 資産価値が上がることが期待できます。
フィリピンの自国通建て長期発行体デフォルト格付けと外貨建て長期発行体デフォルト格付けの引き上げが発表されました。 欧州系有力格付け機関フィッチレーティングス社は自国通貨建をBB+からBBB-に 外貨建てをBB-からBB+へと引き上げ、格付け見通しは「安定的」と発表しました。 自国通貨建てに関しては投資適格であることを示します。 格付けの引き上げにはフィリピン経済の安定性が評価され、現アキノ政権による財政再建が着実に進行していることが挙げられています。
PEZA(フィリピン経済特区庁)が5月に発表した統計によれば、 今年の5月までに認可された投資額が前年同期比44.46%増の669.56億ペソとなっています。 国別でみると米国(67億ペソ)、日本(47億ペソ)、韓国(38億ペソ) となっており約4万人の雇用が見込まれると予想されています。 当庁の長官は今年だけで経済地区内の投資額、輸出額や雇用数のいずれも10%増の目標 を達成できる自信があると表明しています。 また外国企業の誘致の宣伝活動の一環としてPEZA内の企業には 電気料金値下げを公表しています。 日本はフィリピンへの投資額が最も多い国です。 年内に日本企業11社が工場や支社を設立する予定です。 主に電化製品の組み立てや半導体の生産を専門とする企業です。 投資委員会(BOI)が5月まで認可した事業は全体で1918億ペソに上り、 前年同期比338%増を記録しています。 開発事業には再生可能エネルギーの風力発電事業が2つ、 SMデベロップメント社による57住宅開発は主に 低価格設定(計約77.8億ペソ)、インフラ整備事業ではボラカイ島の下水道 システムやフィルインベスト社による9つのホテル開発などがあります。 いずれもフィリピン国内企業による開発事業です。
今年4月の海外労働者(OFW)からの本国送金額は前年同月比6.3%増、前月比0.04%減でした。 4月の日本のOFWからの送金額は1月7266万米ドル、2月7454万米ドル、3月7170万米ドルと推移しており、4月の7751万米ドルが今年の最高額を記録しています。 年々増加し続けている本国への送金額、日本からの送金額が 順調に増えていることがわかります。
1位ヘンリー・シー SMグループ(72億ドル) 2位ルシオ・タン フィリピンエアラインなど(23億ドル) 3位ジョン・ゴコンウェイ セブパシ(15億ドル) 米国フォーブス誌アジア版がフィリピン富豪番付トップ40(2011年版)を発表しました。 40人の合計純資産額は340億ドルに上り2010年の228億ドルから49%増加 史上最高の額を記録しました。 第4位は弊社のパートナー企業でもある不動産大手メガワールド社の アンドリュータン(20億ドル) 第5位は建設最大手DMCIのデイビッドコンスンヒ氏(19億ドル)、 第6位はアヤラグループ総帥のハイメソベル・デ・アヤラ氏(17億ドル)。 以上のゆに2011年の純資産10億ドル以上の富豪は11人で、昨年の5人から 倍増以上となっています。 また世界の富豪ランキング(500)では上位2人が含まれています。 この大幅増加はフィリピンの景気拡大、株式市場の上昇による保有株式の時価総額 が増加したことなどによるものです。
建設大手のメガワールド社の業績が今年も続伸する見込みがある発表をしました。 メガワールドの2011年の純利益は、前年の50億8500万ペソから18%増加、 60億ペソに達すると見込んでいます。 住宅の予約販売額が前期比10%増の440億ペソに達し、賃貸料収入も順調に増加 しつつあることで、二桁増益が期待できるとフィリピン証券取引所の 回覧板に記載されています。 子会社を含んだ販売売上は170億ペソとなっています。 また当社は2000万ドルの社債を発行し、その資金を今後の開発事業に 充当すると公表しました。 今年中に計83万平米となる1万8千件の住宅物件を販売開始します。
アヤラ社は追加社債60億ペソの発行を証券取引委員会から認可を受けました。 すでに2012年(60億ペソ)、2017年(100億ペソ)とそれぞれに満期を 迎える社債が継続しています。 フィリピン国内でも最もリスクが少なく、社債発行社として最も高く評価されるほどの実績があります。 今後のアヤラ社の目標は、再生可能エネルギー事業とインフラ整備事業に 力を入れることと発表しています。
格安航空界社のセブパシフィックは2021年までの利用者数増加を見込みエアバス A321を7機(約38億ドル)を発注した、とゴコンウェイ社長は発表しました。 これはフィリピン航空業の歴史に残る高額な買い物となり、 また世界の航空界社でも最も大きい発注額と伝えられています。 1機につき220座席、東南アジア外にも飛び、オーストラリア、インドや北日本の 都心行きも開きます。 上記追加旅客機に対応するため客室乗務員を150人新規採用すると公表しています。 採用条件として、年齢18歳〜25歳のフィリピン人女性、 フィリピン語と英語に堪能、快活な生活、 身長5.3フィート(約161.5cm)以上、身長に比例した体重、良好な肌、 良好な視力などを挙げている。